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その他

心拍数とは?意味・計測方法・正常値

心拍数の意味と重要性 心拍数は、毎分あたりの心臓の拍動回数を示します。これは、心臓が全身に血液を送り出す能力を測定する重要な指標です。心臓が規則正しく効率的に拍動することで、身体は機能するために必要な酸素と栄養素を受け取ることができます。心拍数を測定することで、心臓の健康状態や身体活動に対する反応を評価できます。適切な心拍数を維持することで、健康とフィットネスにおける理想的な状態を保つことができます。
緊急時の対応について

心臓マッサージの基本と応用

-心臓マッサージとは?- 心臓マッサージとは、心臓が正常に機能しなくなった場合に、胸を圧迫して人為的に血流を維持するための応急処置です。この処置により、心臓が再び自発的に拍動を開始するまで、脳やその他の重要な臓器に血液を送り続けることができます。心臓マッサージは、心臓発作や溺水、感電などの、心臓が突然停止する状況で必要になります。適切な心臓マッサージを行うことは、救命の重要な方法です。
その他

介護用語解説『心気』

心気とは、東洋医学の用語で、気力や元気がみなぎっている状態を指します。気血水の一要素で、血液の生成や全身に栄養を届ける役割を担っています。心気は心の働きにも関わっており、精神活動や感情をコントロールする重要な要素とされています。心気が不足すると、倦怠感や無気力、イライラなどの症状が現れ、健康状態に影響を及ぼす可能性があります。
制度について

知っておきたい介護の専門用語『死亡診断書』

-死亡診断書とは?- 死亡診断書とは、医師が患者の死亡を確認し、死因などを記載する公式文書です。 遺族が埋葬・火葬などの手続きを行うために必要となります。また、法的な意味では、死因を明らかにし、犯罪や自殺などの不審な死を調査するための重要な資料です。医師は、患者の病歴や検査結果、死亡時の状況などを総合的に判断して死因を記載します。
制度について

要介護度の「自立」の意味とは?

自立とは、介護を要せず自分の身辺管理や日常生活を自分で行える状態を指します。要介護認定の基準において、自立は「要介護度なし」に分類されます。具体的には、以下のような状態を指します。 * 食事や入浴、排泄などの日常生活動作を自分で行うことができる。 * 通院や買い物などの外出を一人でできる。 * 認知機能に障害がなく、コミュニケーションや判断力が保たれている。 * 身体機能や精神機能に著しい障害がなく、日常生活を一人で送ることができる。
制度について

準禁治産者とは?制度の変遷と現在の呼称

準禁治産制度は、判断能力が衰えた人であっても、自立した生活を送ることができるよう支援する制度です。当初は「準禁治産者」という用語が用いられていましたが、その後「補助者選任制度」に名称が変更されました。 準禁治産者とは、判断能力が十分ではないものの、日常生活に必要な判断を行う能力を一部有している人を指します。対象者は、認知症や精神障害などにより、財産管理や契約締結などの行為について適切な判断ができない状態にある人です。
制度について

小地域福祉活動とは?地域コミュニティにおける取り組み

小地域福祉活動とはとは、地域住民が自らの課題を認識し、自分たちで解決するための取り組みを指します。特定の地域に限定された小さなグループやコミュニティが、高齢者支援、子育て支援、地域環境の改善などの幅広い問題に取り組みます。これらの活動は、地域住民のニーズや課題に焦点を当て、地域資源や人材を活用して行われます。小地域福祉活動は、地域コミュニティの結束を強め、住民の課題解決能力を向上させることを目的としています。
制度について

介護の関連用語『障害支援区分認定』とは?

「障害支援区分認定」とは、高齢者や障害者が介護や福祉サービスを受ける必要がある程度を評価する仕組みです。この認定は、日本における介護保険制度の中核を成すものであり、対象者の心身機能や生活状況を総合的に評価し、適切な介護サービスの提供に役立てられます。認定は、市区町村の窓口で行われ、医師やケアマネジャーなどが対象者の状態を審査します。認定結果は1~6までの7段階に分類され、認定区分が高いほど介護や福祉サービスの利用範囲が広がります。
制度について

介護の関連用語『自立度の評価』

-自立度の評価とは?- 自立度の評価とは、要介護者の身体的・認知的機能を客観的に評価し、その自立度を按分することです。要介護度の認定や介護サービスの利用計画作成などの際に使用されます。評価方法は、専門の介護認定調査員が行う「訪問調査」と、主治医や介護ケアマネージャーらが行う「医師意見等」の2種類があります。評価結果をもとに、要介護者が必要とする支援の程度や必要なサービスの内容が決定されます。
制度について

自記式調査の基礎知識

自記式調査とは、調査対象者が回答を自らの手で記載する調査方法のことです。問いかけに対して自由記述で回答したり、あらかじめ用意された選択肢から該当するものをマークしたりします。自記式調査は、調査対象者の思考や感情を直接的に把握できるというメリットがあります。一方で、回答者が質問を正しく理解しなかったり、意図的に回答をゆがめたりするおそれがあります。
排泄を介護するコツ

介護の関連用語「消化管」の理解

-消化管とは?- 消化管とは、食物を摂取した後、それを消化・吸収し、不要なものを排泄するまでの経路です。口から肛門まで連続する管状の器官で、全長は約10メートルにもなります。消化管は、口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、直腸の各部分から構成されています。 各器官は、特有の機能を担っています。口腔では咀嚼と唾液による消化が行われ、咽頭では食物が食道に送られます。食道は蠕動運動によって食物を胃に送り込みます。胃では胃液による消化が進み、小腸ではさらに消化液と混ざって栄養素が吸収されます。大腸では水分が吸収され、残った食物残渣が直腸に蓄積されます。直腸は、排便反射によって定期的に蓄積された残渣を排泄します。
その他

介護における自然観察法の活用

自然観察法とは、介護において利用者や施設の周辺環境を利用して、心身の健康と生活の質を向上させる方法です。自然の中にある花や鳥、樹木、水などを観察することで、五感を刺激し、認知機能、運動機能の維持や向上に役立てます。また、自然観察をきっかけに利用者と介護者のコミュニケーションを深めたり、季節の移り変わりや生命の営みを感じることで、心の癒しや精神的安定に貢献することもできます。
制度について

社会保険労務士の役割と介護における支援

-社会保険労務士とは?- 社会保険労務士は、社会保険と労務に関する専門家です。社会保険料や労使関係に関する法律・制度にくわしいだけでなく、企業や個人の社会保険と労務管理の支援を行います。 具体的な業務としては、社会保険料の算定や納付代行、労働基準法などの労務相談、労災事故や雇用保険に関する手続きなどがあります。また、労務管理の改善や労使紛争の予防・解決にも携わります。
その他

白癬の基礎知識

白癬とは、皮膚もしくは爪に発生する感染症の一種です。白癬菌と呼ばれる糸状菌が皮膚や爪の角質層に侵入して繁殖することで引き起こされます。この菌は非常に感染力が強く、皮膚の接触、共有物との接触、または土壌や公共施設などからの間接的な接触を通じて感染します。白癬は主に足(水虫)、手(手白癬)、爪(爪白癬)などに発症しますが、まれに体や顔にも発生する場合があります。主な症状はかゆみや炎症、水疱や膿疱の形成、皮膚の異常などです。
介護の施設に関する事

【介護用語解説】シニア向け分譲マンションって何だ?

シニア向け分譲マンションの特徴は、快適なシニアライフを送るためのさまざまな配慮が施されています。まず挙げられるのは、安全性の高い設備です。段差が少ないバリアフリー設計や滑りにくい床材により、転倒などのリスクを軽減しています。また、緊急時に対応できるナースコールシステムや防犯カメラも完備し、安全で安心した暮らしを実現しています。
その他

食品添加物とは?介護職が知っておきたい知識

食品添加物の「定義」とは、食品の品質や風味、保存性を向上させ、また加工や製造を容易にするために、食品に添加される物質のことです。目的は多岐にわたり、食品の品質を保持し、腐敗や変質を防いだり、色や風味を高めたり、食感や栄養価を改善したりします。また、製造効率の向上や食品の均一化にも役立ちます。これらの添加物を使用することで、私たちが安全かつ安定的に食品を摂取することが可能になります。
その他

粥腫とは?原因や症状、予防・治療法を解説

-粥腫の原因と危険因子- 粥腫の主な原因は動脈壁にコレステロールや脂肪物質が蓄積することです。この蓄積は、高コレステロール血症、高血圧、糖尿病、喫煙などの特定の危険因子によって引き起こされる可能性があります。 高コレステロール血症は、血液中に悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が多すぎる状態です。LDLコレステロールは、動脈壁に蓄積して粥腫形成につながります。高血圧は、血液が血管壁に押し付ける力が強い状態です。この圧力によって動脈壁が損傷を受け、コレステロールが蓄積しやすくなります。糖尿病は、体内のインスリンが十分に機能しない状態です。インスリンは、グルコース(ブドウ糖)を細胞に取り込む役割がありますが、糖尿病があるとコレステロールを蓄積する細胞が少なくなり、粥腫形成のリスクが高まります。喫煙は、動脈を収縮させて血流を低下させ、コレステロールが蓄積しやすくします。また、喫煙は動脈壁を損傷し、粥腫形成を加速させます。
認知症を介護する方法

失語症とは?症状や対処法を解説

-失語症の定義と種類- 失語症とは、脳卒中や頭部外傷などが原因で生じる言語障害です。言語を理解したり、話したり、書いたり、読んだりする能力に影響を及ぼします。失語症にはさまざまな種類があり、症状は失われた言語能力の領域によって異なります。 -ブローカ失語症- 話す能力が主な障害。理解は比較的良好。 -ウェルニッケ失語症- 言語理解が主な障害。話す能力は比較的良好。 -伝導失語症- 話す能力と書く能力が主に障害。理解は比較的良好。 -全失語症- 言語の理解、話す、書く、読む能力がすべて障害。
制度について

介護と私的年金

私的年金とは、政府運営の公的年金とは異なる、個人または企業が独自に加入する年金制度を指します。国民年金や厚生年金などの公的年金は、現役世代が納めた保険料を老後に年金として支給するしくみですが、私的年金は加入者個人が支払った掛け金をもとに将来の年金給付を受ける制度です。企業が従業員のために加入させる「企業型年金」や、個人で加入する「個人型年金」など、さまざまな種類があり、公的年金との併用が可能です。
起床を介護するコツ

身体介護とは?訪問介護におけるホームヘルパーの役割

身体介護とは、食事、入浴、排泄、移動などの日常生活における基本的な動作を支援するサービスのことです。訪問介護において、ホームヘルパーが担う身体介護では、利用者の自立支援や生活の質の向上を目的に、身体の機能や状況に応じて適切な支援を行います。主な特徴として、利用者の身体能力や状況に合わせて個別化された支援が行われること、また、利用者の尊厳やプライバシーが尊重されることが挙げられます。
制度について

障害福祉計画とは?目的や内容をわかりやすく解説

障害福祉計画は、障害のある人々の自立と社会参加を促進するために策定されます。主な目的は以下の通りです。 * -生活環境の向上- 住まい、医療、福祉サービスなどの生活に必要な環境を整える。 * -職業と経済的基盤の確保- 就労機会の創出や経済的自立のための支援を行う。 * -教育の充実- 障害のある児童生徒が適切な教育を受けられるよう、支援体制を整備する。 * -地域社会での受け入れ体制の強化- 地域住民による理解と支援を広げ、障害のある人が社会参加しやすい環境づくりを行う。 * -障害者の権利保障- 障害者権利条約をはじめとする障害者に関する法制度の普及・啓発や、権利保障のための仕組みを整備する。
その他

介護の現場で知っておきたい「自殺念慮」

「自殺念慮」とは、自分の命を絶とうと考えることを指します。単に「死にたい」という願望にとどまらず、具体的な自殺方法を検討したり、自殺の準備をしたりしている状態です。自殺願望は一時的なものでもありますが、慢性的に続いてしまう場合もあります。高齢者では、自らの死にゆく姿に対する不安や、社会的孤立感、喪失感などから自殺念慮を抱くことが少なくありません。介護の現場では、利用者の自殺願望を早期に発見し、適切に対応することが重要です。
その他

常在菌とは?大切な働きと見落としがちなポイント

常在菌とは、人体に常時存在する細菌や真菌の総称です。皮膚、粘膜、消化管など、身体のさまざまな部位に生息しています。ほとんどが人体に無害または有益であり、私たちの健康維持に重要な役割を果たしています。常在菌は、病原菌の侵入を防ぎ、免疫系を強化し、代謝プロセスを調整するなど、さまざまな機能を担っています。
その他

人工喉頭とは?喉頭摘出後の発声補助機器

人工喉頭は、喉頭摘出手術後に喉頭機能を失った人が再び発声できる補助器具です。 人工喉頭には主に2種類あります。1つ目は気管食道シャント型で、気管と食道を繋いで作られた通路に振動源を挿入して発声します。もう1つが電気式声門型で、声帯の代わりとなる人工の声門を首に埋め込み、電気信号で振動させて発声します。それぞれに特徴があるので、医師と相談して自分に合ったタイプを選択するのが重要です。